目次
試験仕様
現行版 : 1.6(試験コード010-160)
受験資格: この試験はどなたでも受験可能です(受験に必要な資格や実務経験はありません)
認定要件: 「Linux Essentials 010-160」試験に合格すること。
60分で40問に回答し、スコア500/800点以上取得すること。
有効期間: 生涯有効
費用 : ¥10,000(税抜)
試験概要
「Linux Essentials」は、Linux技術者認定資格の1つです。「Linuxに関する基本的な知識を習得し、基本的な操作ができる」ことを証明することができます。
この資格の取得対象者は、「これからLinuxを学習しようとしている人」ですが、実は「これからITエンジニアを目指そうとしている人」にもお勧めです。
入門レベルの資格ですが、OSに関する技術を証明する資格ですので、試験範囲はOSが持っている機能全般が含まれます。具体的にいえば、ハードウェアやネットワーク、プログラミング、リソースの管理などが学習範囲です。Linuxの資格ですので、Linuxの基礎知識や操作方法を通して学びますが、今挙げたような学習内容はICTの一般的な知識として活用することができます。
難易度 ★☆☆☆☆
Linux Essentialsは、LinuxOSの基礎知識と技術を証明する資格ですので、知識だけでなく技術要素も含まれます。
そのため、ICT入門資格として考えた場合、他の入門資格と比較しても、学習範囲は広く、内容もより技術的で実践的です。
しかしながら、難しいわけではありません。どちらかと言うと、「覚えることが多い」ために難易度が上がる、という感じです。ですから、ICTの学習をするのが初めて、という方でも、ちゃんと学習すれば取得することができます。
学習時間
独断と偏見ですが・・・
ICT初心者の方の場合は、2週間~1か月程度。
ICTの技術をある程度学んでいる方は2週間程度。
普段からLinuxを触る方なら、1週間もかからないと思います。
試験範囲
下記は、LPIが公開している試験範囲です。
詳細については、LPI公式サイトをご確認ください。
各トピック内のリンクから、該当する学習内容のオンラインテキストにジャンプできます。
トピック1:Linuxコミュニティとオープンソースのキャリア
概要:
Linuxの成り立ちや特徴、各種オープンソースソフトウェアの種類や現状について学びます。
1.1 Linuxの進化と普及したオペレーティングシステム
1.2 主なオープンソースアプリケーション
1.3 オープンソースソフトウェアとライセンス
1.4 ICTスキルとLinuxでの作業
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トピック2:Linuxシステムでの方法を見つける
概要:
コマンド操作における基本やヘルプの使い方と、ファイルやディレクトリの基本的な管理コマンドを学習します。
2.1 コマンドラインの基本
2.2 コマンドラインを使ってヘルプを表示する
2.3 ディレクトリとリストファイルの使用
トピック2を学習する → テキストへ
トピック3:コマンドラインの力
概要:
ファイル内にデータを作成、編集、抽出、加工するコマンドや手法について学習します。
また、コマンドを利用してスクリプト化し、自動実行プログラムを作成します。
3.1 コマンドライン上でファイルをアーカイブする
3.2 ファイルからのデータの検索と抽出
3.3 コマンドをスクリプトに変換する
トピック3を学習する → テキストへ
トピック4:Linuxオペレーティングシステム
概要:
LinuxOSを扱うために必要な知識について学習します。具体的には、OSの違いや、ハードウェアの基礎知識、Linux内のデータ格納場所、ネットワークの基礎知識について学習します。
4.1 オペレーティングシステムの選択
4.2 コンピュータハードウェアの理解
4.3 データの格納先
4.4 ネットワーク上のコンピュータ
トピック4を学習する → テキストへ
トピック5:セキュリティとファイルパーミッション
概要:
ホストセキュリティの基本となる、アカウントや権限の理解、ファイルパーミッションや所有権の管理について学習します。
5.1 セキュリティの基本とユーザー種別
5.2 ユーザーとグループの作成
5.3 ファイルのアクセス許可と所有権の管理
5.4 特別なディレクトリとファイル
トピック5を学習する → テキストへ