LPIC-1の学習方法
LPI資格 | 2023.10.20

LPIC-1は、Linux Essentialsの上位資格です。101、102と2つの試験に分かれていて2つの試験に合格することで資格を取得することができます。
Linux Essentials資格を取得したら、LPIC-1の学習準備をしましょう。

学習の準備

参考書やテキストは必要?

どちらかと言えば、あったほうが良いです。
可能であれば、LPIC-1の試験範囲に忠実に書かれたもの、=LPI公認書籍をおすすめします。

公認テキストをお勧めする理由

テキストは、基礎知識を得るために使います。具体的にはLinuxを触る上で必要となる知識やコマンドの使い方を覚えるために使います。
そういう意味では、LPI公認書籍じゃなくても学習をすることが可能ですし、インターネットの検索などを使って学習することもできます。

ただ、インターネットで取得できる情報は「必ずしも正しい情報というわけではない」という点に留意してください。Linux は日々進化していく OS ですので、掲載された情報が古い可能性もあります。また、新しすぎても困ります。

また、インターネットで学習する場合も、LPI公認書式以外のテキストを利用する場合も、公認書籍を使用しない場合は、試験範囲以外の内容が含まれていたり、試験範囲である内容が含まれていなかったりするケースがあることに注意してください。

例えば、コマンドには多くのオプションがありますが、その全てが試験範囲というわけではありません。LPIの公式ページにはかなり細かく試験範囲が書かれていますが、オプションやサブコマンドについては明確な記載がありません。
テキストが完璧か?と言われると、そうではありませんが、少なくとも”覚えなければならないもの”は記載されています。

LPIC-1は「Linux Essentials」以上に覚えなければならない量が多く、正直な感想を言えば、普段から Linux を触っている人でもうんざりするくらい覚えなければならないことがたくさんあります。そのため、覚える量を必要最低限に抑えることも、合格率を上げるための要素の一つです。
専用のテキストは学習をするにあたって試験範囲に忠実で過不足が少ないですので、結果として専用のテキストを準備するほうが、効率的な学習が可能です。

バージョンに注意!

市販テキストを購入する場合は、必ず受ける試験のバージョンに対応したものを用意してください。古いバージョンでも学習出来ないことは無いですが、削除された項目があったり、追加された項目があったりして試験範囲が変わっているので、結局のところ色々と調整が必要になり非効率です。

お勧めの書籍は?

現在の参考書の定番は「Linux教科書 LPICレベル 1 Version5.0対応」です。
通称「あずき本」と呼ばれている参考書です。

当たり前のことですが、テキストには試験に必要な基本的な知識が書かれています。
試験問題には、テキストに書かれた知識そのものを出題するものと、それらの知識を利用して応用的な内容を問う問題があります。
前者は、単にテキストに書かれた内容を暗記すれば回答できますが、後者はそれだけでは回答できません。

試験学習は、この後者の問題の正答率を上がられるかがキモです。
そのためには、問題集を解いたり、実際に実機環境を使って操作し経験することが重要です。

ということで、問題集は必須です。

問題集を用意しましょう。

先ほども書きましたが、 LPIC-1の試験範囲は広いため、そもそも覚えなければならない量が多いです。そのため「テキストを読んで内容を全部覚える」というのはなかなか厳しいものがあります。
ですから、テキストを読みながら理解をしつつ、問題集を解きながら覚えることをお勧めします。

幸い、LPIC-1には試験対策用にいろいろな参考書や問題集が発売されていますので、自分に合ったものを購入すれば良いと思います。

Ping-t さんの問題集を使う

個人的におすすめPing-tさんの問題集を使って学習することをおすすめします。

Ping-tさんをおすすめする理由は以下です。

◆ LPIC-1の101試験の問題集が無償提供であること。
◆ 本番のCBT方式に近い問題演習であること。
◆ トピックごとに問題が解けること。
◆ 答えに解説がついていること。
◆ 正解履歴が残ります。

Ping-tさんの問題集を利用するには、アカウント登録が必要です。
また、LPIC-1の101試験に関する問題集は無償で提供されています。ありがたいですね。
102試験の問題集は有償ですが、個人的にはお金を払ってでも利用する価値はあると思います。

これらの問題を本番試験に近いCBT形式で回答します。
演習用の問題は、出題範囲、問題数とともに利用者が決めることができます。これにより、勉強した範囲のみを復習することができます。他にも模擬試験モードがあり、本番と同じ時間制限を設けて60問を解くこともできます。

さらに、回答し終えると答え合わせをしますが、この時正否だけでなく解説がつきます。

実は、これが地味に嬉しい機能です。
間違えた問題の中には、ガッツリ確認するまでもない、ちょっとど忘れ、とか、ちょっと勘違い、レベルの問題があります。もし、答え合わせ結果が正否だけだと、ついついテキストやノートを見直すのが面倒だからと答えだけを確認してしまいがちですが、どの問題にもちゃんと解説がついているので知識の確認ができます。

また、Ping-tさん最大の特徴が「正解履歴が残る」点です。Ping-tさんのシステムは連続正解しているかどうかを判定することができます。

以下は、とある問題集の画面の一部です。
全部で477問あります。(実際のLPIC-1の101試験の問題集は736問、102試験の問題集は615問あります。)
演習した問題の中で、1回正解すると「ヒット」に仕分けられ、「ヒット」に仕分けられた問題に正解する(つまり2回連続で正解する)と「コンボ」に仕分けられます。その後、連続して正解し続ける限り「コンボ」に仕分けられたままですが、一度でも間違えると「ミス」に仕分けられます。

演習問題は選択問題ですので、どうしても中には運やカンで正解してしまう問題があります。しかし、この仕組みが採用されることで、知識が定着したかどうかを確認することができます。また、苦手な問題を確認することもできます。

また、LPIC-1試験では、60問中数問、記述問題が出題されます。
Ping-tさんの問題集には、「コマ問」という入力形式の問題集があります。

この「コマ問」で全問正解できるようになるのはなかなか大変ですが、これを全問正解できるようになると、飛躍的に選択問題の正答率があがりますので、こちらも使用しましょう。

実機環境も用意しましょう。

LPIC-1 の学習するにあたり、できる限り、Linuxを実際に操作することができる実演環境を用意しましょう。

LPIC-1 では、Linuxを操作するために必要はコマンド群を学習します。コマンドの出題傾向には、用途を指定してコマンドやオプションを答えるタイプと、結果からどういうコマンドが発行されたかを答えるタイプがあります。

正直に言えば、前者は机上の学習で回答することが可能です。
しかし、どのコマンド、どのオプションを使えばよいか知っていても、実際にコマンドとして実行できなければ、その能力を実践で活かすことはできません。

その上、似たような効果、似たような機能を持つコマンドやオプションは多数ありますので、実際のコマンド文をもとに覚えておいたほうが、実践で使えるだけでなく、オプションの意味なども覚えやすくなります。

正確なパスや、コマンドのスペルそのものを問う問題が出題されることもありますので、日頃からコマンド入力を行い、慣れておきましょう。ちなみに、実演環境の用意方法は多く分けて3つあります。

不要なPCにLinuxをインストールする。

最もオススメしたい方法です。
他の場合は、ハードウェア面やネットワーク面において、実環境を完全再現できないためです。
試験用の検証環境を動かす程度のLinuxであれば、10年前のパソコンでも問題なく動作します。
他にも、Raspberry Piというシングルボードコンピュータを使用しても構いません。

仮想環境を用意する。

最も一般的な方法です。
自分のパソコンにVirtualBoxVmwareWorkStationを使って、Linux仮想環境を構築する方法です。

仮想化されているため、実環境と全く同じ、というわけにはいきません。そのため、一部、実機演習が困難なものがありますが、自分のパソコン上でLinuxを操作できますので、学習する環境としてはとても便利です。

VirtualBoxを使ったLinux構築手順は、こちらを参照してください。

クラウド環境はだめ?

クラウドでも問題ありません。
AWSやGCP、さくら等のクラウド環境が一般的です。クラウド環境は何の用意もいらず楽ですが、登録にクレジットカードが必要で、状況によってはお金がかかってしまう可能性があります。

クラウドは、言ってみればインターネット上の仮想環境ですので、デメリットは自分のパソコンで仮想環境を構築したときと同じです。加えて、インターネットにつながっていることが前提ですので、回線状態が悪くなると何もできなくなります。

AWSを使って無料でLinux環境を作成する方法については、こちらを参照してください。

技術セミナーに参加するのは?

技術セミナー受講は、不明点の解消だけでなく、試験や学習のポイントを聞くことができるので、理解度の向上が図れるとともに、効率的に学習することができます。

そのため、機会があるなら受けておくことをオススメします。

教本や情報サイトを使って独学で学習するよりも、一度、有識者の方に一通り解説してもらうだけでも理解度がかなり変わってきます。

しかしながら、多くは有料ですので、価格や学習期間などを含めてご検討ください。

LPIC-1資格の取得をめざす人の多くは、まだまだ Linux には不慣れなだと思います。テキストや解説をいくら読んでも、なかなか理解ができないことも多いのではないでしょうか。もし、周りに有識者の方がいらっしゃるのなら、その方にお聞きいただくのも一つの手です。

無料のオンラインセミナーなどもあります。
Youtube LPI日本支部チャンネル
Udemy 「LPI Linux Essentials (エッセンシャル) 資格取得コース (LPI公認)」

動画による学習ですので、思っていた内容と違う場合や、聞きたいことが聞けない、というデメリットはありますが、テキストを読んで学習するよりは理解しやすいと思います。

学習方法

それでは、学習方法について解説します。
ご紹介する方法は、私自身がやっている方法であり、相談があれば他の方にも紹介している方法です。

学習の仕方は人それぞれ自分のスタイルがあると思いますので、参考にしてください。

試験範囲のチェック

LPIC-1の試験範囲をチェックしておきましょう。

① LPIのホームページにアクセスします。

② 上部のメニューに「LPI認定資格」にカーソルを合わせます。

 

③ メニューが表示されるので「LPIC-1」をクリックします。

 

④ 試験の概要が書いてあるページが出てきます。
  少し下にスクロールして、「試験範囲」の横にある試験コードをクリックします。

 

⑤ 試験範囲が表示されます。

LPIC-1 は101試験で4つ、102試験で6つのトピックで構成され、更にそこから細分化されています。
上記は、トピック2の3つ目の項目です。

試験範囲は3つのブロックで構成されています。
一番の「重さ」は出題率です。ここでは「1」と書いてありますので、試験で出題される60問中1問は、この範囲から出題されることがわかります。

真ん中の範囲が実際に学習する内容で、下段が試験範囲で扱われる用語やコマンドです。
下段に記載されている用語やコマンドは必ず全部網羅してください。
どこまで覚えるか、は、真ん中に書いてある学習内容をもとに判断します。

試験範囲は、そこまで真剣に確認する必要はありません。
試験範囲の確認の仕方と、出題率がチェックできれば良いと思います。特に出題率は、今後どの項目を重点的に学習するか、試験直前にどこをチェックするか等の目安にしてください。

まずは一度、テキストを読みましょう。

兎にも角にも、まずはテキストを一度読んでみてほしいのですが、テキストを読む前に、留意してほしいことがあります。それは、テキストの内容についてです。

どのテキストでもそうですが、大きく分けて2つの事が書いてあります。
1つは、

試験範囲に関する内容です!

・・・

まぁ、当たり前ですね。
もう1つは、Linuxの学習をするに当たって必要となる基本知識や前提知識が書かれています。

例えばLPIC-1の101試験の中に「パーティションとファイルシステムの作成」という試験範囲があります。このトピックではハードディスクに対してパーティションを設定したり、ファイルシステムを作成する方法について学習します。
しかしながら、この内容を理解する以前に「ハードディスク」とは何なのか、Linux の中でどのような働きを担っているのか、といった前提の知識を知っていなければ意味がありません。

そのため、まずはハードウェア、及びハードディスクに関する基礎知識を覚える必要があります。殆どのテキストには「簡単に」ですが、これらに関する基本的な知識についての記載があり、目的の学習内容に対して、最低限の知識は習得できるように書かれています。

このように、テキストに書かれている内容には試験範囲以外の内容も書いてありますが、多くは最終的に試験範囲の内容に関連しているもの、それからLinuxをこれから扱っていくために必要な知識です。

こういったものを理解するためにも、まずはひとまず、一度さらーっと一読してみましょう。
最初のうちは、完全に理解できていなくてもよく、どんなことが書いててあったか、なんとなーく覚えている程度で構いません。

ひととおり読んでみると、印象に残る内容が出てくると思います。これは、無意識のうちに興味を持っている可能性が高く、得点源になる可能性があります。逆に、全く印象に残らなかったところは、不得意になる可能性があります。頑張って覚えなければならないかもしれません。

一読してひととおり全体像がわかったら、今度はトピックごとに読みながら理解を深めていきます。

テキストには、説明の後に実機演習課題があるものもありますので、今度は演習にもチャレンジしましょう。トピックごとで構いませんので、演習まで終わったら問題を解いてみます。

問題を解きましょう!

Ping-t にアクセスし「LPIC Lv1-101(Ver5.0)」の最強WEB問題集を選ぶと画面のような表示になります。

まずは、学習したトピック単位で全問コンボを目指すのが目標です。

出題形態には、「自由演習」と「模擬試験」がありますので、まずは自由演習を選び、テキストで学習した内容をチェックします。
「ヒット」にはチェックをいれておきましょう。

最後に、出題される問題数を選べば演習が始まります。
個人的には、10問で実施するのがおすすめです。

10問にする理由は、最初のうちは正解率が半分もいかないためです。間違えた問題が多いほど復習に時間がかかりますし、間違いが多いとモチベーションも下がりがちです。総じて、勉強はあまりやりたくないものですので、サッとやってサッと終われる、10問を1回とするのがちょうどよいかと思います。

最初のうちは、ほとんどが間違えた問題の復習に時間を取られると思いますが、まずは、全ての問題がコンボになることを目指します。
テキストを読んでうろ覚えだった知識を問題を解きながら覚えて定着させながら、どんな問題が出題されるか、内容と傾向を掴みましょう。

全問コンボ達成したら・・・

トピック毎に問題演習を行います。
今までトピックごとにコンボさせてきたので、最初に学習した内容は少し忘れているかもしれません。その内容を思い出すこと、思い出したものを覚え続けておくことが目的です。

今度は1回20問くらいで実行すると良いと思います。一度コンボしている問題ですので、忘れていたとしてもすぐに思い出せると思います。

1トピックあたり、コンスタントに90%取れるようになるまで実施します。私の場合は、最初は80%で合格とし、コンスタントに80%が取れるようになったら90%に引き上げました。

達成できたら、模擬試験を実施しましょう。
模擬試験は、受験日まで1日1回は実施するようにしましょう。私は、 正答率85%~90%以上取れている事を合格としました。厳しい目標と思うかもしれませんが、模擬試験の前にかならずトピック毎に20問の問題演習を行い90%以上とれるまで繰り返していましたので、模擬試験で合格できない日はありませんでした。

問題集は選択問題ですから、ここまで来ると、ほとんどの問題の答えを覚えてしまっています。本番試験では全く同じ問題が出るわけではありませんから、丸暗記では試験に通用しません。
そのため、問題を解く時は、選択しなかった選択肢について、選択しなかった理由を頭の中に思い浮かべるようにしましょう。

受験合格ラインは90%

毎日、各トピック20問演習を行い、模擬試験を実施し全てで90%以上の正答率になっているのであれば、十分に合格ラインだと思います。

なぜ、90%なのか。

試験の合格ラインは800点満点中、500点以上です。
LPICの試験は全60問ですので普通に考えると1問13点~14点ですが、スコアの1の位が「0」以外になることはありません。つまり、問題によって10点配点と20点配点があると予測できます。

つまり、運悪く20点の問題ばかりを15問以上間違えてしまうと、不合格になるということです。
60問中15問間違えるということは、75%の正答率ということです。
しかし、私はPing-tでの正答率は最終的に90%を課しています。90%ということはミスは6問まで、ということです。

これには、いくつか理由があります。

試験はもともと英語で作られているのですが、これを日本語に翻訳して試験提供されています。しかし、翻訳精度が低いせいか日本語がところどころ怪しい問題がたまに出てきます。
よく読めばわかる問題がほとんどですが、問題の意味が読み取れないものもありました。問題は英語に直すことができるので、英語が得意な方は英文に戻して確認してもよいです。

また、60問中数問は記述問題が出ます。
当然ながら、スペルは正確に入力しなければならず、大文字、小文字などもありますので、間違いやすい問題と言えます。

さらに、Linuxには、1つの事象をいろいろな言い回しで表現することがあります。ひょっとすると、勉強した言い回しとは異なる言い回しで問題が出題されるケースがあるかもしれません。今までに使ったことのない言い回しが使われて、それが自身が学習したどの内容にも連想できない場合は、問題の意味がわからなくなり、これも落とす可能性があります。

このように間違えてしまう可能性のある問題があり、多く見積もって5問は間違う、と仮定すると、それ以外に間違えても良い問題数は後5問ということになります。

60問中5問ミスするということは、91.6%の正答率ということです。
つまり、Pint-tの模擬試験で90%取れていれば、よくわからない問題を運悪く5問落とし、その後、普通に5問間違えたとして、これがさらに運悪く全部20点問題だったとしても、600点とれるということになり、十分に合格圏で試験を終えることができます。

LPIC-1の試験費用は他のベンダー試験と比べて安価な方ですが、それでも、2つの試験をパスしなければならず、30,000円はかかるわけですから、お金がかかることに変わりはありません。合格率は少しでも上げておくことに越したことはないですよね?

まとめると。

① まずはテキストを一読。

さらーっと一回よみましょう。

② トピックやトピック毎に学習する。

テキストのトピック毎、もしくはトピック毎に学習しましょう。
オススメはテキストの順番に理解していくことをオススメしますが、LPIの試験範囲のトピック毎でも構いません。いずれにしても、ある程度の範囲に分けて、確実に理解していくことをオススメします。

なお、テキストには、演習課題がありますので、こちらも活用してみてください。

③ 学習した範囲毎に問題を解く。

テキストのトピック毎、もしくはトピック毎に、Ping-tを使って、それに対応した問題を解きましょう。
ここでは、どのように出題されるのか、どういう事を問われるのか、を確認しながら、正しく理解できているか確認していきます。

1回の出題数は10問くらいがちょうどよいと思います。

10問解答して、間違えた問題は復習します。
これを繰り返し、8割型コンボ(2連続正解)させましょう。

全てのトピックが終わるまで②~③を繰り返します。

④ トピック毎に問題を解く。

全ての問題をコンボできるようになったら、今度はトピック毎に解いていきます。
最初の方に実施した問題は、少し忘れていると思いますので、これを思い出す作業です。

トピック毎に20問の演習問題を実施します。

ここでは合格ラインを設定し、合格ラインに届かなければもう一度そのトピックで20問演習をします。
トピックは5つありますので、全て合格ラインに届いていれば5回の問題演習で終了です。

最初は少し時間がかかりますが、次第に演習回数は減っていくと思います。
5回の問題演習で勉強が終わるようなら、模擬試験に移行します。

私の場合は、最初は 正答率 80%を合格ラインとし、簡単だと思えるようになってきたら90%に引き上げました。

⑤ 模擬試験を実施する。

模擬試験を実施します。
先に話したとおり、本番では800点満点中500点で合格ですので、問題数で考えると間違えてよいのは10~15問程度です。ここも自分なりに合格ラインを設定して学習しましょう。

私の場合は、④のトピック演習を毎日必ず実施してから模擬試験を実施する、を日課としました。
模擬試験が1日の学習の総まとめのような位置づけです。
合格ラインは正答率90%に設定していましたが、ここまでくると、90%以下になることはありませんでした。

⑥ 試験の申込み

そこまで難しいものではないので、ある程度できるようになると飽きてくると思います(笑
モチベーションが下がる前に、申込みをしましょう。

私の場合は、飽きてくると学習意欲が下がってきて、段々適当になっていきます。
そのため、

あ、飽きてきたなぁと思ったとき = 学習が十分できた

と判断しています。

みなさんもそれぞれ、どうなったら受ける、という基準を決めて頑張りましょう。


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