Web Development Essentialsの学習方法
LPI資格 | 2023.10.16

学習の準備

参考書やテキストは必要ですか?

受験者の現在のスキルに応じて異なります。

初めてWebプログラム開発を行うという方は。

可能な限り「Web Development Essentials」の試験範囲に対応したテキストをご用意いただくことをお薦めします。
 「Web Development Essentials」はWeb開発を行うに当たり、必要となる基礎的な内容が幅広く問われます。その幅広い内容を、試験範囲と照らし合わせてインターネット上から全て調べて満点をとろう!というのは素晴らしい考え方の持ち主だと思いますが、インターネットの情報は正しい情報から不正確な情報、或いはWebプログラム開発初心者にとって理解し難い内容等、多岐にわたって沢山の情報が存在します。
 その為、幅広い情報量を試験範囲とにらめっこしながら取捨選択するのは、初心者であればあるほど大変な作業です。
 これらのことから「Web Development Essentials」に合格するために必要な知識量を適切に示した専門書や動画等を使用する方が、効率的な学習が出来ると思います。

LPIの認定書籍はこちらからご確認ください。
またLPI無料学習教材もありますので、ご自身に合ったテキストを使用しましょう。

今後、当サイトにて「Web Development Essentials」の内容に沿ったワンポイント講座をご紹介していきます。全ての内容を記載出来るわけではないので、ご自身の調べ学習も必要となりますが、専門書籍を購入しなくてもある程度理解ができるようになるかもしれません。

技術セミナーに参加するのは?

とてもおすすめします。

問題集やwebサイトから独学で学習するよりも、一度有識者の方に一通り解説してもらうだけでも理解度がかなり変わってきます。
「Web Development Essentials」は問題集やテキストを読みながら勉強することも可能ですが、なかなか理解ができなかったりします。もし、周りに有識者の方がいらっしゃるのなら、その方にお聞きいただくのも一つの手です。

そのため、効率的に勉強したい場合やWebプログラム開発の初心者は技術セミナーを受講しておくことをオススメしますが、多くは有料ですので、価格や学習期間などを含めてご検討ください。

ちなみにですが。

私たちが解説した「Web Development Essentials」の受講者に向けたオンラインセミナーの動画があります。45分から1時間程度のセミナー動画となりますので、全ての試験範囲を説明出来ているわけではありませんが、解説を聞いて頂いた方がテキストを読んで学習するより、効率的に理解できるのではないかと思います。

私たちが解説したセミナーの動画はこちら

また、LPIのYouTubeチャンネルでは「Web Development Essentials」以外の解説セミナーも公開しております。興味がある方は是非ご視聴くださいね。

LPIのYouTubeチャンネルはこちら

試験範囲について

それでは、「Web Development Essentials」の試験範囲をチェックしておきましょう。
LPIが提供する試験では、それぞれの試験範囲はもちろんの事、出題率や、試験で使用される用語やコードを提示してくれてるので、しっかり把握して学習に取り組みましょう。

試験範囲のチェック

① LPIのホームページにアクセスします。

② 上部のメニューの「LPI認定資格」にカーソルを合わせます。

③ メニューが表示されるので「Web Development Essentials」をクリックします。
  ページの遷移に少し時間がかかります(汗

④ 試験の概要が書いてあるページが出てきます。 少し下にスクロールして、「試験範囲」の横にある 
   試験コードをクリックします。

⑤ 試験範囲が表示されます。

「Web Development Essentials」は5つのトピックで構成され、更にそこから細分化されています。
上記は、トピック2【HTML】に関する1つ目の項目です。 

 試験範囲は3つのブロックで構成されています。 一番の「重さ」は、出題率です。ここでは「2」と書いてありますので、試験で出題される40問中2問は、この範囲から出題されることを意味しています。 真ん中の範囲が実際に学習する内容で、下段が試験範囲で扱われる用語やコード等です。 下段に記載されている用語やコード等の意味は必ず理解するようにしましょう。 

どこまで覚えるかは、真ん中に書いてある学習内容をもとに判断します。 試験範囲は、そこまで真剣に確認する必要はありません。試験範囲の確認の仕方と、出題率がチェックできれば良いと思います。
特に出題率は、今後どの項目を重点的に学習するか、試験直前にどこをチェックするか等の目安にしてください。
ちなみに「Web Development Essentials」は全40問出題され、800点満点中500点が合格ラインとなります。

学習方法

前述で試験範囲をご紹介しましたが、「Web Development Essentials」の試験範囲は幅広く、覚えなければならない情報量は多いです。そのため、それぞれ学習方法に向き不向きはあると思いますが、私個人的には、テキストを読んで全部覚えるという手段はあまりお勧めできません。

それは、テキストで覚えただけではWeb開発を行う上で実践的だとは言えず、プログラミング言語は日本語や英語と同様で、読み書き出来ることがとても重要だからです。

どうせ覚えてしまうなら、問題集やテキストを読み、実際にコードを書いてみましょう!
ただ、やはりある程度知識として覚えておかないと、正しくコードを書くことができないのも現実です。。

学習方法

はじめて学習するんだけど、どのように学習したらいいの。。。

まず、専門用語の意味や機能、プログラミングではコードの種類や、そのコードを書くことによる効果などを、知識として覚えている必要があります。ただ、前述の通り、プログラミングは覚えていても実際に書くことができなければ意味がありません

更に、覚えた機能やコードが100%思ったように動くわけではないので、実際にコードを書いて、書いたコードが結果どのように表示されるのかを見て覚える事が重要となります。

結局、全て覚えないといけないの。。。

いえ、そういう訳ではありません!

もちろん、「覚えてなくてもいい」という事はないですが、一言一句完璧に覚える必要はありません!繰り返しとなりますが、テキストに記載されているコードさえ書ければ必ずしも思い通りに動作する訳ではありませんので、コードを書いて体験的にある程度覚える方が大切になるのではないかと思います。(最初の方は専門用語を覚える事の方が多いです。。)

テキストや問題集を買った方がいいのかな。。。

もちろん、テキストや問題集があるに越したことはないですが、できるだけお金をかけずに学習を行う事も可能です。

LPIが提供する無料のオンラインテキストを使って学習しましょう。
こちらは英語を日本語訳したテキストになる為、少し文脈がおかしいと感じる箇所はあるかとおもいますが、LPIが提供する問題集なので学習して損はないでしょう。
問題数は少ないですが、演習問題も用意されているのでどのような問題が出題されるか、内容と傾向を掴みましょう。
LPI無料学習教材はこちら

また、本記事の最初でも記載しましたが、当サイトでは、今後「Web Development Essentials」の内容に沿ったワンポイント講座を順次ご紹介していきます。

ワンポイント講座では、実際に試験に出題された範囲や、抑えていた方がよいポイントなどをご紹介していきますが、全ての内容を記載出来るわけではないので、ご自身の調べ学習も必要となります。

しかし、ご自身で調べて考えることにより、テキストや問題集で記載されている内容より、更に深い知識を身に着けることができるかもしれませんね。

また、実践が必要な学習範囲ではサンプルコードをご用意していますので、サンプルコードを例に自身でコードを書いて学習を行っていきましょう。

実行環境を用意しましょう。

先ほどの説明通りとなりますが、「Web Development Essentials」を学習するに当たり、出来る限り、実際にコードを書いて実演できる環境を用意しましょう。

ではどのような実行環境が必要かというと、Web開発を行う上で必要な「ソースコードエディタ」と書いたコードを描画する「Webブラウザ」が必要となります。

「Web Development Essentials」では、Webページを表示したり動作を行う上で必要となるHTML、CSS、JavaScriptといった言語を学習します。
これらを勉強する方法は、実際にコードを書き出して、どのような動作や振る舞いが生じるかを確認し学習する事が近道であり実践的でもあります。

またそれ以外にも、初心者の方には余り馴染みがないと思いますが、「データベースの操作方法」や「Node.js」といった内容も試験範囲に含まれています。

正直に言えば、問題集と教材から学習し、問題を回答することも可能です。
しかし、実際にコードの書き方やコマンドの入力を自ら行わない限り、その能力を実践において発揮する事は出来ません。

「Web Delelopment Essentials」の試験範囲は実践でのWeb開発においても必ず役立つ内容となっています。この際ですから、各言語のコードの書き方を学んでしまいましょう。

勉強中の言語を使ってコードを書き出し、Webブラウザで描画されたモノを確認しましょう。
「Web Development Essentials」の内容だけで、モノに動きを付けたり色を変えたりできるので、楽しめると思いますよ!

個人的なお勧めはVSCode(Visual Studio Code)です。
VSCodeの導入方法や初期設定に関しては以下の記事で紹介しているので、是非ご確認ください!
VSCodeの導入と初期設定について

実際の試験について

各単元の学習方法について

まず第1章の「ソフトウェア開発とウェブ技術は専門用語をひたすら覚える。という学習になる為、最初は苦戦するかもしれませんが、出題率はさほど多くないです。

更に実際の試験では選択問題がベースとなる為、一言一句完璧に覚える必要はありません。それぞれの専門用語の意味や特徴、更に主な機能などを重点的に覚えていれば問題ないかと思います。

第2章以降はプログラミング言語の範囲となりますが、それぞれの言語でコードの記述方法や使用できるタグなどが異なる為、先ほど記載させて頂きました通り、実際にご自身でコードを書くということを強くおすすめします。

最初はテキストに書いているコードをコピペして、どういった結果になるかを確認するだけでもOK。

しかし、試験問題には記述問題も含まれるため、やはり慣れてきたら自分で書くという事を行いましょう。
更に、それぞれの言語では用途も機能も異なります。それぞれの言語の使い方やタグの効果などを把握しておく必要があります。

第4章のJavaScript、第5章のNode,jsでは特にコードを自分で書くということが大切になります。
第4章では試験の出題率や難易度も一番高く、「Web Development Essentials」の山場と言っても過言ではありません。

第5章では、4章のJavaScriptを理解できていないと学習が難しい内容になっており、更に学習する上で必要な機能のインストールを行うなど、難易度も第2章3章と比べ高くなります。
そのため、第4章5章では特にコードを書いて理解するという事を意識したら問題ないかと思います。

まとめると。

「Web Development Essentials」は試験範囲が広いため、初めは難しく感じるかもしれませんが、実際はそこまで難しい試験ではありません。

既にテキストや問題集をお持ちの方は、何度も繰り返し学習しましょう。必ずしもテキストや問題集を買う必要はなく、お金をかけず、LPIの無料学習教材で学習をすることも可能です。当サイトでも今後、試験範囲に沿った内容をご紹介していきますので、是非ご確認くださいね。

いずれにしても、実機環境を利用して、確実にコードの理解を深めていくことをオススメします。

また、LPI 日本支部のyoutubeチャンネルで無料のオンラインセミナーを利用する事もお勧めです。
動画での学習となる為、テキストでの学習と比べ内容が理解しやすく、隙間の時間で勉強する事もできます。テキストでの学習が苦手な方や復習用として手軽に利用したい方はぜひ活用してくださいね。

それでは、今回はここまで〜。

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