Node.jsのインストール
Web Development Essentials | 2024/10/22

本章では、Node.jsのインストールと動作確認の手順について詳しく説明します。本章の内容が試験に出ることはないと思いますが、Web開発に役立つ情報が含まれていますので、ぜひ学習に活用してください。

Node.jsのインストール

以下の手順に従い、Node.jsのダウンロードおよびインストールを行いましょう。

Node.jsのダウンロード

Node.js公式サイトを開きます。

②「Download」をクリックすると、Node.jsのダウンロードページに遷移します。

③「Prebuilt Installer」をクリックしてインストールするバージョンを選択します。
※最新バージョンのLTSが推奨されますので、「v20.16.0(LTS)」を選択しましょう。(2024.8月現在)

バージョンを選択した後、「OSの種類」をクリックします。Windowsユーザーは「Windows」を、macOSユーザーは「macOS」を選択して、「ビット数」は「x64」を選択しましょう。

④ダウンロードしたいバージョンを選択した後、緑色の「Download Node.js (バージョン)」ボタンをクリックしてインストーラファイルをダウンロードしましょう。

LTS(Long Term Support)

LTSでは、安定性と長期のサポートが重要視されています。LTSは、企業や本番環境での使用に適していて、定期的なセキュリティアップデートとバグ修正が提供されています。LTSは通常18ヶ月間のアクティブサポート期間があり、その後、12ヶ月間のメンテナンスサポート期間と、長期のサポートが続きます。その分LTSバージョンでは、新しい機能が積極的に追加されることはありません。

最新バージョン(Current)

最新バージョン(Current)では、最新の機能と改善が反映されています。開発者は、最新バージョンを使用して新しい機能を試したり、最新の技術を利用することができますが、最新バージョンは、LTSリリースほどの長期サポートが提供されないため、本番環境での使用にはリスクが伴う場合があります。最新バージョンは通常、6ヶ月ごとにリリースされ、次のリリースまでの間にサポートが提供されます。

Node.jsのインストール

①ダウンロードが完了したらインストーラーを開き、セットアップの初期画面が表示されたら「Next」ボタンをクリックしましょう。

②「I accept the terms in the License Agreement」(ライセンスに同意する)にチェックを入れます。
③「Next」をクリックします。

④インストール先を変更できます。今回はこのまま「Next」をクリックします。

⑤Node.js本体やNode Package Manager(npm)などインストールする内容について書かれています。何も変更せずに「Next」をクリックします。

⑥セットアップ画面中央にあるチェックボックスからチェックを外します。
⑦「Next」をクリックします。

⑧「Install」をクリックすると設定した内容でNode.jsがインストールされます。
※クリックした後に「このアプリがデバイスに変更を与えることを許可しますか」等の内容でWindowsの管理者権限やネットワークの許可を求められた場合は「許可」するとインストールが始まります。

⑨この画面が表示されて「Finish」をクリックしたらインストールは完了です!

インストール後の動作確認

Node.jsのインストールが完了したら、VSCode(Visual Studio Code)のターミナルを使用して動作確認を行います。

ターミナルについて

ここから使用するターミナルはコマンド(命令文)を利用してプログラムを実行したり、システム設定を変更するためのアプリケーションです。ここで使用するターミナルはVSCodeのものとなりますが、Windowsでは「コマンドプロンプト」や「PowerShell」、macOSやLinuxでは「ターミナル」アプリを利用します。ターミナルの操作方法は以下の通りです。

①画面上部の「ターミナル(T)」にカーソルを合わせます。
②表示されたメニューから「新しいターミナル」をクリックすると、VSCodeの下部にターミナルが表示されます。

③ターミナル上でクリックし、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。ダウンロードしたNodeのバージョンが表示されれば、正しくインストールされています。

■表示例(VSCodeのターミナル)

PS C:\Users\USER> node --version
v20.12.2 #ダウンロードしたNodeのバージョンによって、表示が異なります。

④続いて、ターミナル上で「node」と入力してEnterキーを押します。

■表示例(VSCodeのターミナル)

PS C:\Users\USER> node
Welcome to Node.js v20.12.2.
Type ".help" for more information.
>

Node.jsを正しくインストールすると、下記のような対話型のシェルに入れます。このような対話型実行環境を「REPL」と言い、入力された命令を読み込み、評価し、結果を画面に出力し、また命令待ちの状態に戻ります。

例えば以下のように、各⾏の後にEnterキーを押すと、REPL環境はその入力の結果を返してくれます。

■表示例(VSCodeのターミナル)

> let name = 'Yamada'; #Enterを押す
undefined
> console.log(name); #Enterを押す
Yamada
undefined
> .exit

⑤Node.js ターミナルを終了するには、最初のピリオドを忘れずに「.exit」と⼊⼒します。
これでNode.jsのインストールと動作確認は完了です。

冒頭で触れたように、本章の内容は試験には出ることはないと思われますが、Node.jsを使用する際にはターミナル操作が必要になります。この機会にターミナルの開き方と操作方法をしっかり覚え、トピック035の学習を進めましょう!

それでは、今回はここまで〜。

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