2.4 クラウドアプリケーション
Linux Essentials Online Text | 2021/07/14

クラウドアプリケーションとは

クラウドアプリケーションとは、クライアントがインターネットを経由してアクセスするソフトウェアです。通常、アプリケーションはクライアントのローカルコンピュータ上でプログラムが動作しますが、クラウドアプリケーションでは、少なくともその一部がサーバによって管理されます。

クラウド環境上で提供されるアプリケーションのことを、SaaS (Software-as-a-Service)と言います。インターネットのアクセスが必須となりますが、バージョンアップ等のメンテナンスが不要となり、処理性能がローカルコンピュータに依存しなくなります。契約内容にもよりますが、複数の端末で1つのソフトウェアおよびそのソフトウェアで処理されたデータを共有することも可能になります。

ownCloud

オンラインストレージを構築することができるクライアント・サーバー型ソフトウェア。個人サーバに設置することも可能。機能的にはDropboxによく似ており、Googleドライブのようなオンライン文書編集やカレンダー、連絡先の同期もできます。クライアントにはLinuxだけでなく、Windows、MacOS、FreeBSD、iOS、Android等多種多様なOSで使用可能。リモートアクセスにはSabre/davというWebDAVが採用されており、様々なDBに対応しているため、状況に合わせて設計することが可能。 オープンソースコミュニティ版と、サブスクリプション方式の有償サポートが付く商用版があります。
※試験には出ませんが、既にサービスが停止しておりNextCloudへ移行しています。

NextCloud

ownCloudからフォークされたクライアント・サーバー型ソフトウェアです。

提供されている機能はownCloudと非常に似ていますが、NextCloudはオープンソース版のみとなっているためか、ownCloudでは商用版でしか提供されないような機能が、無償で使用できたりします。 また、ビデオチャット機能はNextCloudのみに存在する。

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